第34回オープントーナメント北海道空手道選手権大会

一般部決勝:市原(右)と島(左)
   
札幌本部女子部による型の演武<セイエンチン>
   
大会アナウンスの久保田泰弘アナウンサー(右)と廣富支部長(中)、横内支部長(左)

 2007年9月9日、第34回オープントーナメント北海道空手道選手権大会が、札幌市南区の真駒内セキスイハイムアリーナ競技場で開催された。
当日は同会場近辺で行われた「北海道マラソン」と重なり混雑が予想されたが、広大な真駒内公園にあるアリーナは大勢の観客と、選抜された選手たちの闘いで熱く燃えた。


 大会は午前10時から開始され、少年部からマスターズまで団体戦を含む11部門で試合が行われた。
各地の予選を勝ち抜いた選りすぐれの精鋭たちが競う、まさに「オープントーナメント」の名にふさわしい、流派の枠を越えた「空手道の真の覇者」を決める大会となった。

 注目の一般部門。
 ウエイト制重量級チャンピオン平島が1回戦で敗れ、次いで優勝候補の1角、山田篤も1回戦で敗れるという波乱。・・同じく札幌本部の切り札市原も苦戦を強いられ、ついに北海道極真の牙城も崩れるときが来たかと誰もが感じた。

 しかし、市原は何とか踏みとどまり、白石支部の島も順当に勝ち上がった。

 準決勝、島の相手は成田道場の巨漢、上野選手、その体重差は30kg・・この試合、まさに島の真骨頂であるフットワークを駆使したヒットアンドウエー空手が観衆を魅了した。前へ突進する上野を左右前後に捌きながらタイミングを見て攻撃に転じるという、極真空手の円の動きを体現した模範のような組手であった。

 決勝は市原と島。市原の剛の空手を島が捌ききれるかが勝敗の分かれ目であった。延長につぐ延長・・、最後、判定は赤旗1人、残り3人は引き分け・・。この時点で体重差20kgを制した島の初優勝が決まった。数々の怪我に泣かされながらも、類まれなセンスと抜群の運動神経、そしてひたむきな稽古が初の栄冠をもたらした。


 一般部以外にも、高校生・中学生・マスターズ・小学生の部門でもそれぞれハイレベルな試合が展開された。

 次世代の旗頭として、高校生の部で優勝した江別支部の坂本雄紀、準優勝の札幌南支部亀谷翔太など、一般部でも十分通用する実力をつけてきた。今後さらに精進を重ね、頂点を目指して邁進して欲しい。

 マスターズでは札幌白石支部の望月憲秀選手が熟練した技と一般部以上の気迫の組手で初の栄冠を手にした。

 また、この日は札幌本部道場女子部による型の演武「セイエンチン」と「観空」が披露された。組手技術だけがすべてではない「空手の奥深さ」を、この型の演武が示してくれた。


 各流派それぞれが、洗練されたフルコンタクトルールの中で競いあう「極真会館主催北海道オープントーナメント」も、今後さらに枠を広げ、参加流派も大小を問わず、日本武道全体の発展の為、あるいは空手道全体のレベルアップに貢献するよう、「健全な道標」となるべく大会として、今後さらに研鑽をかさねてゆきたいと考えます。
 今後ともよろしくお願い致します。


                                             
部門別入賞者一覧
部門 順位 名  前 所  属
一般の部 優勝 島 輝明 白石
準優勝 市原 清春 本部
第三位 上野 祥嗣 水滸会成田道場
第四位 幅田 洋司 拳誠会館
第五位 今井 亮介 美園
第六位 白川 貴幸 水滸会田原道場
第七位 平島 誠也 江別
第八位 山田 篤史
マスターズの部 優勝 望月 憲秀 白石
準優勝 喜多 俊夫 本部
第三位 福井 貴司 手稲
第三位 佐野 清司 厚別
高校生の部 優勝 坂本 雄紀 江別
準優勝 亀谷 翔太
第三位 池田 和馬 本部
第三位 工藤 祐樹   石狩
中学生の部 優勝 上松 優真  中標津
準優勝 玉島 和輝  南
第三位 上枝 泰斗 江別
第三位 堺 威夫貴 水滸会真空会館
小学1年生の部 優勝 花坂 桂祐 水滸会田原道場
準優勝 曽根 朱璃 真武会
第三位 仁藤 大暉 近代空手研究会
第三位 山川 裕次郎 格闘術空手佐藤塾
小学2年生の部 優勝 萩原 熙 水滸会丈夫塾
準優勝 浅田 竜毅  本部
第三位 大西 亜美  室蘭
第三位 宮崎 怜 水滸会丈夫塾
小学3年生の部 優勝 盛田 健介 水滸会丈夫塾
準優勝 野田 壱砂 水滸会丈夫塾
第三位 佐藤 大夢 中標津
第三位 坊野 泰生  南
小学4年生の部 優勝 岡本 蒼史 水滸会丈夫塾
準優勝 加藤 大翔 水滸会元道会
第三位 信太 翔 水滸会拳流会館
第三位 村田 良  南
小学5年生の部 優勝 横山 智哉  南
準優勝 山本 慶亮 水滸会丈夫塾
第三位 山田 航平 中標津支部別海
第三位 石黒 純平  南
小学6年生の部 優勝 小寺 一平 水滸会丈夫塾
準優勝 小川 真人 水滸会丈夫塾
第三位 酒井 達也 羅心会
第三位 坊野 瑞樹  南